ブロガーでもアフィリエイターでもずっと自分で書いている人もいれば、一旦は書き、その後は外注にお任せをする人もいると聞きます。
現に私の知り合いのブロガーさん、アフィリエイターさんも外注をしている人は多いです。
某大手メディアも8割は外注、残り2割は時間をかけて内部ライターであったりしますね。
なんせ、音楽業界でさえ、◯◯さんが作った!とは思っているだけで、外注さんが部屋にこもって作曲をしているわけですから、現代では当たり前のことかもしれません。
個人で外注をしている人は、自分の時間を確保して、新しいことにチャレンジするのが目的だったりすると思いますが、
外注をしたら手直しに時間がめちゃくちゃかかった!という人もいるかもしれません。
なんだ、外注って質悪いな!
と思いますよね。
私も初めはイライラしました。
ですが、繰り返しおよそ月に100記事以上は見ていると、自分の指示の甘さに気がついてきます。
今ではちゃんと、
自分が指示をしきれたのだろうか。
と思うようにしていますし、実際に指示が甘いだけで、ライターの記事質に直結することを確信しています。
なので、メディアの編集経験があるので、月に外注記事を100件見るということもざらにある私が外注に記事を出すときのコツというか、気をつけていることをお話します。
仕上がりが悪いのは大半はディレクションのせい
まず、覚えていて欲しいのが、仕上がりが悪いのは大半はディレクションのせいだ。
という点です。
いやいや!外注ライターが悪いでしょ!
と思ってもらってもよいのですが、他人は変えられないので、自分に非があると認めてしまい、成長する方が生産性があります。
愚痴と文句は生産を生みませんので、まずは自分の思考を変えましょう。
例えばですが、
AさんとBさんがいるとします。
料理を一度もしたことがない人(Cさん)にカレーライスの作り方を教えて作ってもらいます。
結果Bさんの教え方だと美味しくできましたが、Aさんの教え方だと美味しくできなかったとします。
Aさんは料理をしたCさんの腕が悪い!と叫びます。
ですが、箱をあけてみると、
Aさんは指示が大変アバウト、抽象的でした。ルーは目分量でこれくらい、野菜は火が通りづらい野菜から煮る、肉は先に焼く。など。
対してBさんは、指示が的確です。ルーの量をg数で出し、火が通りづらい野菜をメモして渡して、肉を焼く分数、見分け方までを指示します。
AさんもBさんも料理の腕は同じです。
違かったのは、「わからない人に教える教え方のうまさ」だけです。
常識にとらわれすぎていると、これくらいわかるだろう、になり、指示が甘くなってしまう時があります。
Cさんの能力次第で教え方は変わりますが、初めはわからないことを大前提に指示を出すことを覚えておくと、だいぶ精神的にも楽になるので、ぜひやってみてください。
外注ライターの指示の出し方
では、外注のライターへ指示を出すときに何に気をつけて出せばいいのかについてお話しします。
あくまでも私の経験ですが、
- 抽象的な指示はしない
- 具体的に書く
- 例文を書いてあげる
- 何故を書き、方向性を定めてあげる
は意識をしていました。
抽象的な指示はしない
抽象的な指示はしないようにしました。
自分にしかわからない言葉ももちろん使いません。ライターについたことがない人にでもわかる言葉で話してあげましょう。
私もかなり気をつけますが、専門的な単語が出ることもしばしばあります。
私は大丈夫だ。と思っている人の大半がこれに当てはまります。
無意識ほど、コントロールしきれない、把握していないことはないので、気をつけるべきは無意識での自分の言葉のチョイス、表現方法です。
具体的に書く
具体的に書いてあげるのが良いです。
わかりやすくとも、「もっと、優しく書いてあげてください」などでは、どこをどう優しく書くのかわかりません。
初めは、「もっと、優しく書いてください。例えば、○○といったように書くと優しくなります。」というように、答えをもう書いてあげるんですね。
例文を書いてあげる
具体的に書くと似ていますが、例文を書いてあげるようにしています。
何故を書き、方向性を定めてあげる
指示や指摘をした時に、「なぜなのか」はかなり重要です。
なぜなら、「ライター」は「あなた」ではないからです。
指示だけで他人の気持ちが汲み取れる天才もいますが、おそらくこうだろう、で仕事を進めるのは悪しき日本の習慣とも言えると思っています。
その仕事が1億の仕事であれば、曖昧にしないのに、400円、1000円だから曖昧でも進めてしまったりします。
もっとあるのでしょうが、今回は4つだけ。
まあ、一番大事なのは、具体的にと言うよりも、
最初にいった心がけ
具体的に、わからない人に向かっていうつもりで。
多分この一つが一番重要です。これだけでだいぶ変わります。
できているという人もできていないことが、多いのもこの点なので、改めて意識するのが良いです。
上の4つをやるだけでも、外注ライターさんの動きは変わると思います。
現に具体的な指示を出したところ、指示出しには時間はかかりましたが、その後の手直しの時間が少なく見積もっても8時間は削れました。
金銭がやる気と比例する気持ちはよおおおおおおおおっくわかるのですけどね。
単価が低くとも、一度は踏ん張ってみるのも良い経験かと思います。
丁寧に教えても外注ライターができない時は
丁寧に教えても外注ライターができない時もあります。
そんな時は、まずは全員が出来ると思わないという点を念頭におきましょう。
ライターを100人変えたという人もいますね。今時珍しいことではありません。資本にものを言わせれば、もっと変えることができるでしょう。
自分の成長を考えるのであれば、なぜできないのか、どこがわかりづらいのか、どんな工夫をしたのか、ちゃんと聞いてあげるべきです。
もちろんこれは、自分の成長と相手を教育して長く付き合う前提であればなので、なかなか骨が折れます。
教育が簡単と思っている人は一度やってみると分かります。
0から教えるというのがどれだけ大変なことか芯から理解できるはずです。
どうしても、記事が書けない、レスポンスが悪い、何も言わない、話にならない。時は、次を探しましょう。
別にどちらともに悪くはないです。
どちらかに原因があろうが、良い悪いで判断をしないようにしましょう。正当化をして相手を卑下して気持ちを収めるくらいならば、バネにして次を探したほうが絶対にいいです!
何度か外注さんとぶつかっているうちに、だんだんと良くなってきたり(私も今よりもひどく、初めは散々でした。)します。
探していれば、いい外注さんにも諦めなければあるはずだと私は信じています。
まとめ
言葉や理論、コツではなくて、自分の感覚値をつかめばもっと早いと思います。
そのためには行動して、トライアンドエラーの繰り返ししかありませんので、答えはもうやるしかない!ってやつですね。
募集の時のコツなんかは、まだ次回にでも書いていこうと思います。
読んでいただきありがとうございます〜!